研究者がこれを使う理由
性格研究者にどの枠組みを信頼しているか尋ねると、返ってくる答えはほぼビッグファイブです。誰か一人が理論とセットで考案したものではありません。人が他人をどう言い表すかというデータに数十年ぶんの因子分析をかけていくと、同じ5つの次元が繰り返し現れました。言語や文化を変えても現れます。しかもスコアは、意味のあることを予測します。BarrickとMountが1991年に発表した職務遂行のメタ分析では、調査対象になったすべての職種で成功を予測した特性は誠実性ひとつだけでした。4文字のタイプについて、同じことを言う人はいません。
ここにあるテストは50の記述文でできています。「まったく当てはまらない」から「非常に当てはまる」までで評価していくと、10〜15分ほどで終わります。結果はタイプではなく、次元ごとの0から100までの5つのスコアです。性格は程度の問題だ、というのがこのモデルの主張そのものだからです。
5つの次元
覚え方はOCEANが一般的です。
- 開放性:新しい考えや芸術、慣れない経験への意欲。高い人は何かを学ぶために職を変え、低い人はすでにうまくいっているやり方を磨きます。
- 誠実性:自制心、計画性、やり遂げる力。仕事と健康の結果に最も強く結びついている次元です。
- 外向性:社会的な刺激をどれだけ心地よく感じるか。外向性が低いことは社交不安ではありません。恐れではなく、欲しい量が少ないという話です。
- 協調性:自分の意見を通すことより、うまくやることをどれだけ優先するか。高ければ温かく信頼的、低ければ懐疑的で率直です。交渉役は低く出やすく、看護職は高く出やすい傾向があります。
- 神経症傾向:否定的な感情がどれだけ簡単に、どれだけ強く起きるか。高い人はストレスを早く感じ、長く引きずります。臨床的な響きの名前ですが、誰もがどこかに位置する普通の次元です。
どの次元にも良いスコア、悪いスコアはありません。高い協調性はケアチームでは資産で、交渉のテーブルでは負債です。高い神経症傾向には実際に代償が伴いますが、そこには、リスクを早く感じるからこそ早く気づける人たちも含まれます。
ここでの数値の意味
一つはっきりさせておきます。0から100のスコアは、あなた自身の回答を目盛りに直したものであって、他人との比較ではありません。誠実性の項目で平均が5点満点の4なら、75になります。専門的に標準化された検査なら、そこで「参照サンプルの82%より高い」といった形の情報を返してくるところです。無料のテストには、このサイトのものも含めて標準化サンプルがありません。ですからスコアは「これらの記述文に対して自分をどこに置いたか」として読み、単独の数字より5つのスコアの差に注目してください。70という数字そのものにはほとんど意味がありませんが、開放性が誠実性より30点高いという事実は、あなたの動き方について何かを語っています。
項目の半分は逆転項目です。「持ち物を出しっぱなしにする」は誠実性のマイナスに数えます。何にでも「当てはまる」と答える人への、標準的な備えです。
結果の読み方
最も高い次元と最も低い次元から見てください。真ん中のものは本当に真ん中で、あなたについて多くを説明しません。意外なスコアがあったら、それが本当だとすると自分は自分をどう見ていることになるのか、を考えてみてください。自己申告式が測るのは自分から見た自分です。だからこそ、意外なスコアは切り捨てるより座って眺めるだけの価値があります。スコアは人生の段階とともに動きます。誠実性は20代から30代にかけて上がる傾向があり、神経症傾向は年齢とともに和らぐ傾向があります。受け直すなら、ひどい一週間の直後より1年後のほうが情報量があります。前者で測れるのは、たいていそのひどい一週間です。
よくある質問
どのスコアを上げるべきですか? 特性はスキルではなく安定した傾向なので、「開放性を上げる」というのはあまり筋のいい目標ではありません。変わるのは行動のほうです。誠実性が低くてもカレンダーの運用がうまい人は、誠実性が高くて何の仕組みも持たない人より実行できます。どの行動に支えが要るかを知るために、スコアを使ってください。
なぜタイプやラベルが出ないのですか? モデルにそれがないからです。連続した幅を名前つきの箱に切り分ける、その一歩をビッグファイブは踏まないことにしています。研究者がこれを好む理由も、まさにそこにあります。