だいたい仕事の話をするテスト
DISCは、会議室で出会う可能性が最も高い性格の枠組みです。内面を描こうとはしません。仕事をどう前に進めるか、その過程でどう見えるかを記述します。狙いが狭いことが、そのまま強みになっています。4つのスタイルは同僚の中に見つけやすく、覚えやすく、自分とタイプの違う相手にメールを書くときすぐ使えます。
この版は評価形式で20問、5〜8分、このサイトで最も短いテストです。4つのスタイルそれぞれのスコアが出て、第1スタイルと第2スタイルが示されます。純粋に一色という人は、ほとんどいないからです。
4つのスタイル
- 主導(D):速く動き、速く決め、対立を苦にしません。長いメールは送り手の落ち度だと受け取ります。
- 感化(I):人を説得し、場を温め、考えながら声に出します。この人にとっては、会議こそが仕事です。
- 安定(S):一貫していて、忍耐強く、案件より人に忠実。チームのストレスを吸収し、その分を請求することはめったにありません。
- 慎重(C):正確で、体系的で、「だいたい合っている」が我慢できません。速いより正しいほうを選びます。
実際に効いてくるのは、自分の文字よりも他人の文字を読めることのほうです。Dは結論を先に置いて、理由は求められたら出せる状態にしておいてほしい。Cは理由を先に求め、理由なしに降ってきた結論を信用しません。それぞれに相手向けのメールを送ってみれば、摩擦が始まる様子を観察できます。
由来
モデルの出どころは、心理学者のWilliam Moulton Marstonが1928年に出した『Emotions of Normal People』です。初期の嘘発見器の開発に関わり、のちにワンダーウーマンを生み出した、あのMarstonです。冗談ではなく、1920年代とはそういう時代でした。Marstonが提示したのは4つの感情パターンで、テストは作っていません。質問紙が現れるのは後のことで、1950年代のWalter Clarkeの仕事が起点です。今日、小文字のiで書く「DiSC」は商標登録された商業製品の系列を指します。こちらはMarstonの4因子モデルに基づく独立した質問紙で、商標のついた検査ではありません。
20問のDISCに分かること、分からないこと
20項目あれば、たいていの人について4つのスタイルの順位はきちんと付きます。商用版が売っている細かい下位尺度には足りません。まじめに受け取るべき限界が2つあります。1つ目、DISCが記述するのは好んで取る行動で、これは状況で動きます。職場ではDのパターン、家庭ではSのパターンという人はいくらでもいるので、自分が気にしている場面を思い浮かべて答えてください。もう一方の場面を想定して受け直してみるのもいいと思います。2つ目、スタイルは好みであって能力ではありません。Dが高いことがリーダーシップの証明にならないのは、Cが高いことが正確さの証明にならないのと同じです。DISCのスコアで採用候補者をふるいにかけるのは、この道具が測っているものを超えた使い方です。DISCの予測的妥当性についての研究はビッグファイブに比べてはるかに薄く、研究が実際に語れる範囲で自分を知りたいなら、ビッグファイブのほうが適しています。
よくある質問
第1と第2のスコアがほぼ同点です。 よくあることで、たいていは正確です。働く成人の多くは、DC(推進力と精密さ)やIS(温かさと勢い)のような組み合わせを前面に出しています。両方のスタイルの説明を読み、会議で抑えるのにより力が要るのはどちらかを見てください。たいていそれが地のほうです。
これは会社で受けたDiSCと同じものですか? 会社がお金を払ったのなら、たぶん別物です。企業向けの診断はEverything DiSCか、それに類するライセンス製品であることが多いです。4つのスタイルは同じMarstonの系譜なので、文字は版をまたいでも似た響きになりますが、スコアの数値まで一致することはありません。